生きものたちはどこへ?

今年に入って不老川は何回も涸れています。

しかも雨が多くなければいけない芽吹きの春に、こんな姿です。

(雨が降った当日だけ川になり、すぐに涸れてしまうのです。)


ここは藤沢地区。(撮影 北原)

けっこう魚の姿も見られる川になったのに…この世の終わりのような…恐ろしいような、哀しいような…


「不老川」の名前は、冬場に水が涸れて「年を越せない」ので年を取らない「不老」だ、ということで付けられたと聞きます。主に涸れる地域は狭山市(堀兼など)で、上流の入間市では25年ほど前からの記憶ですが、涸れたところは見たことがありませんでした。川の縁から地下水が湧き出ているところが、瑞穂市にかけてたくさんありました。コンクリート護岸の割れ目から、ぴゅうぴゅう水が吹き出ているところもこの近くにはあったのです。

異常気象が多い、ここ2~3年、涸れることが多いように感じます。

ちなみに狭山市地域で不老川が涸れていないのは、新河岸川の水をポンプアップして、入間基地の下手で放流しているからです。




今年の5月は過去最低の降雨量だそうです。「自然界はどこかで帳尻を合わせることをするので、今後の大雨に注意してください。」と先日天気予報士が言っていました。

埼玉県生態系保護協会入間支部

今朝 あなたは どんな鳥の声を聞きましたか?  どんな虫を見かけましたか?  たくさんの生きもの達と一緒に暮らせる入間の街にしたいと考えています。

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