生態系と私達の活動

私達は自然の恵みのおかげで生きています。

空気も水も食べ物も、そして快適に暮らせる環境やそのための知識のヒント、癒やしや喜び、芸術の源まで自然から得ているのです。

自然とは 「太陽エネルギー」 と 「水」 と 「空気」 と 「土壌」 と 「多くの生きもの」 の5つの要素でできています。

この関係を「生態系ピラミッド」といいます。もちろん人も生態系の中の一部です。

私達が豊かで健全に暮らせるように、そして未来の子供達にこのすばらしい自然を手渡せるように、自然の仕組みや生きものたちへの正しいを認識を伝える活動をしていきたいと考えています。


生態系の特徴は、土台の土壌を失ってしまうと、とっても貧弱な生物相になってしまうことです。

特に微生物や小動物がたくさんいる表土は、植物の生育に欠かせないばかりか、人間にとっても薬の発見、品種改良、バイオテクノロジーの開発など、食や医療に必要不可欠な財産ともいえる部分です。

表土が1センチできるのに、なんと100~400年もかかります。 

「オオタカの住む~」「オオタカを守ろう!」など、よくオオタカをシンボルにすることがありますが、

それはオオタカだけを守るのではなく、オオタカが暮らせるこのピラミッドを守ろう、ということなのです。


                                      全イラスト:(公財)日本生態系協会

私達の活動

大森調節池のビオトープ化

宮寺の不老川洪水用調節池(約6ha、池部分3.8ha)で、普段は立ち入り禁止です。

自然に湧水が湧き出て池となるため、コンクリートで固めず「洪水機能を持たせながらも自然豊かな池」にしてほしいと1993年から県へ要望・提案してきました。1997年植樹を許可され、森づくりなど生物多様性のための活動が始まりました。

・森づくり-植樹、下草刈り、間伐作業

・カエルの救出活動(産卵のため周囲から集まるカエルたちを轢死から守る活動)、メダカの救出(渇水時)、ウシガエル退治(生態系維持のため)など

・ゴミ拾い、下草刈り、間伐

・植生生態調査(700種を越える生きものが観察)

(大森の池の生い立ちや10年間の観察記録などをまとめた情報誌『-ガイドブック- 大森調節池の生き物たち』を発行

2001年1月/60ページ/1000円

・子供達に水辺の体験をさせる「大森の池まつり」や自然を知り、楽しむ「野草の天ぷら」などの数々のイベントを開催


大森調節池のビオトープ創りは、狭山丘陵から加治丘陵への「緑の回廊」を目指したもので、入間市内で唯一自然が増えた場所です。

野鳥観察会

冬に定期的な観察会を行っています。

12月に入間川沿いでの「鳥ビンゴ」や2/11に「彩の森野鳥観察会」など、初心者にもわかりやすい解説で好評です。

身近な鳥への興味を持って頂くきっかけになればと願っています。 

調査

行政からの依頼でガンカモ調査や加治丘陵の植生調査を行っています。

林の管理

住宅街ではやっかいものにされる林ですが、東町の保護樹林をお借りし、地域の方に呼びかけながら、掃除や落ち葉掃き、落ち葉入れ(虫の産卵場)づくり、車止めづくりなどを行い、子供達が虫取りや探索ができる豊かな林造りをしました。

加治丘陵歩き

埼玉県のトラスト地「唐沢」を中心に季節の花や自然の変化を楽しみながら歩きます。

また定期的に、管理作業をしている方々と情報交換などを行い、加治丘陵の貴重な植物を守ったり、豊かにするための試みも進行中です。

夏の終わりには「きのこの観察会」も行います。

環境教育・啓蒙活動

学校ビオトープ(東金子小、藤沢南小、東町小)の指導や造成に関わったり、学校の環境教育の授業支援など行ってきました。

子供向けに「巣箱造り」や「ビオトープ工作」「森でのゲーム」、一般向けに「ビオトープツアー」など独自のイベントも多数企画しました。

行政と関わる

加治丘陵の保全に向け、早くから本部と協力して県へ働きかけをしてきました。

また策定委員として、入間市の「緑の基本計画」や「加治丘陵里山計画」に関わりました。

自然を楽しむ

作業や観察会の後ではお楽しみもいっぱい。自然の中で自然の恵みを食べましょう!

「食べられるもの探し観察会」や「サバイバルバーベキュー」なども行いました。

「ナチュラルアイ」 本部の活動

埼玉県生態系保護協会の本部は、環境や生きものの専門家集団です。でも、私達支部会員は、ごく普通の一般市民。「生きものが大好き」というだけで、特別な職業や知識を持っている専門家ではありません。

今まで環境のことを正しく学べる場が、学校教育の中にはありませんでしたから、私達は本部から送られてくる、会報「ナチュラルアイ」を読んで知識を得ました。

自然の仕組みや環境を守る方法、最新の世界の環境事情まで、幅広く学ぶことができます。

ぜひあなたも「ナチュラルアイ」を読んでみませんか?

 *会費 年会費4000円(入会金500円・家族会員100円) 入間市にお住まいの方は自動的に入間支部の会員になります。

  正会員になるとナチュラルアイが毎月送られてきます。県内のイベント案内もあります。