貴重なハイチゴザサ

日当たりの良いところに生える植物は、結構注目されますが、

暗くじめじめしたところの植物は、とかく忘れられがち。

光の当たらない「日の目を見ない存在」なのでしょうか?


加治丘陵で見られるハイチゴザサの群生。

今ちょうど実がなっています。(9/12)

実は東京都をはじめ数県で絶滅危惧種になっています。

単なる小さなササ?という感じなんですが、

この群生も加治丘陵の一部の場所にしか見られません。

本来なら入間市が積極的に保護しなければならないのですが…。

市の植生調査に協力している本会のメンバーが、

見るに見かね、保護のため「観察中」という札をつけて見守っていました。

ところが数週間後、こんな姿に!

ここだけが刈り取られていました。(10/28)


草は刈るのが「美徳」のような風習になっていますが、

ちょっとはいろんな存在を認めたり許したり、そんな社会になって欲しいと思います。

この植物だって、将来、たとえば遺伝子レベルで、人類の財産になるかもしれません。



埼玉県生態系保護協会入間支部

今朝 あなたは どんな鳥の声を聞きましたか?  どんな虫を見かけましたか?  たくさんの生きもの達と一緒に暮らせる入間の街にしたいと考えています。

0コメント

  • 1000 / 1000