みんなで考える! 大森調節池の自然 Ⅱ

来年度池の浚渫工事にあたり、保護すべき場所や工事のやり方について

2月20日、飯能県土整備事務所の方々と一緒に池を歩きました。

今までの池の西部分には新しく拡張した池が広がります。

これだけ雨が少なくても3メートルほどで水が溜まってしまいます。

元の池の方も、水は少しの水路を残すのみ、といっても、普通の長靴では入っていけません。場所によってはこんな…!

貴重な植物、ミクリとタコノアシの保護の仕方を検討しましたが、

ミクリについては、草が枯れているため、痕跡も確認できず。

春の工事前に再度確認することとなりました。

タコノアシは、植生調査で報告のないところまで群生地が広がり、

一部岸辺や土壌を残すことになりました。

タコノアシの種の殻。この姿がタコノアシの由来です。

環境さえ整えばどんどん増える植物なのですね。


また、工事に伴って水生生物が移動できるよう、水路も造成(深く溝を掘る)することとなりました。これによって池の中の環境が複雑になり、生き物の種類も増えることでしょう。


アオサギやバンなどの他、動物の足跡や食痕など、生き物気配がたくさんの大森調節池でした。

工事は5月頃から始まるとのことです。

埼玉県生態系保護協会入間支部

今朝 あなたは どんな鳥の声を聞きましたか?  どんな虫を見かけましたか?  たくさんの生きもの達と一緒に暮らせる入間の街にしたいと考えています。

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