加治丘陵の植物

5月13日の「加治丘陵のお宝」イベントは雨で中止になりましたが

よもぎ街道脇のほんの少しの地域の植物をご紹介しましょう。

(雨でしたので残念ながら画像は良くありません。)


加治丘陵の中で、この地域のこの一部にしか生息していないクチナシグサ。

去年はほとんど姿を消していましたが、今年は大繁殖です!

種がクチナシの実に似ているのでこの名があります。


林の中には、

マルバウツギや

ツクバネソウ(花後、ガクがツクバネに似ている)

ウグイスカグラ(実)

ヤマツツジ

そしてこれはなかなか見かけないハンショヅル。

でも、こうした中低木やツル類は、林や公園などでは刈り取られてしまう植物たち。

実は昆虫や鳥たちにとって大切なエサや繁殖場所になるのです。

このように林は、高中低の植物群でできているのが健全な状態。

だからこの地域はちょっと良い状態の林の姿なのです。

(白く見えるのがツクバネソウの花)


ギンランも花盛り。ここではササバギンランも見られます。

なぜか階段や散策路のすぐ脇に棲息しているのですよね。

見つかりやすい(盗掘)し、踏まれそうだし、刈られそうだし…心配!

茂っている場所と開けている場所、

林と田んぼや林と池、

山と人里、里山、

川岸や海の浅瀬や岩場など、

場所の境目、すなわち環境が複雑な場所は生物が多く生息する場所なのです。

ここも大切にしたい場所ですね。

キノコもこういった境目に出ることが多いので、これから楽しみです。


次回は6月10日。今月がお休みだったので臨時に加治丘陵歩きを行います。

興味のある方は支部までご連絡ください。

埼玉県生態系保護協会入間支部

今朝 あなたは どんな鳥の声を聞きましたか?  どんな虫を見かけましたか?  たくさんの生きもの達と一緒に暮らせる入間の街にしたいと考えています。

0コメント

  • 1000 / 1000